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WSLでシリアル通信をする

windows10のFall creators updateからWSLからCOMポートのデバイスとシリアル通信ができるようになった。

Serial Support on the Windows Subsystem for Linux – Windows Subsystem for Linux

と言ってもあまり解説記事がないので試してみる。

WSLでのシリアル通信方法

WindowsのCOM Portは1~256まであるが、Linuxのシリアルデバイス/dev/ 以下のの任意の名前で管理されるため /dev/ttyS* の1~191でマッピングしているとのこと。
即ちデバイスのポートが COM1 の時、WSLでは /dev/ttyS1 になる。

用意するもの

  • Windows10 v1709が入ったPC
  • シリアル通信するデバイス

今回は研究室に落ちていたLPC1768を使用する。*1

f:id:matsuneko22:20171209144329j:plain
けんきゅうしつにいっぱいある(いっぱいはない

入っているプログラムの仕様は把握していないが、 Nothing worked... と配信されているのは確認している。
ちなみにwindowsにmbedのシリアルドライバーは既に導入済み。

接続ポートの確認

lpc1768がどのポートに接続しているか確認する。 デバイスマネージャーからポートの項目を参照。

f:id:matsuneko22:20171208185236p:plain

WSLの設定

WSLを起動し、接続する /dev/ttyS3のアクセス権限を変更する。

sudo chmod 666 /dev/ttyS3

シリアル通信の表示

次にscreenで /dev/ttyS3 に接続する。

screen /dev/ttyS3

するとターミナルにlpc1768から流れてくるメッセージが表示される。 f:id:matsuneko22:20171209143706j:plain

結構簡単だった。

*1:LPC1768以外でもできると思う。ラズパイとかのほうが手軽に試せるんじゃないかな